認知症外来・もの忘れ
認知症とは
認知症とは「生後いったん正常に発達した種々の精神機能が慢性的に減退・消失することで、日常生活・社会生活を営めない状態」をいいます。
認知症の原因としてはアルツハイマー病が最も多いとされますが、様々な疾患が認知症の原因になりえます。とくに、中枢神経系に病巣をもつ次の疾患が代表的です。
- アルツハイマー病
- 脳血管性認知症
- レビー小体型認知症
- ピック病など前頭側頭型認知症
- うつ病の仮性認知症
- 薬物惹起性の認知症
- スピロヘータ、HIVウイルス、プリオンなどによる感染症による認知症
認知症の治療
アルツハイマー病など、認知症の根治は現在でも難しいとされていますが、早期発見により、病状の進行を遅らせて日常生活に支障がないように、対策ができますので、お気軽に当院にご相談ください。
物忘れについて
もの忘れは、年をとることで、誰にでもおこるものです。
しかし、単なるもの忘れでも、認知症のひとつの症状として現れることもあります。
認知症の可能性があるもの忘れ
- 経験の一部ではなく、経験したもの全体を忘れていしまう。
- 物事の段取りが分からなくなる
- そもそも、もの忘れかどうかも分からない
- 場所や時間等が分からなくなる
あくまでも、上記は、めやすになりますので、認知症の診断は、医師による適切な診断と治療が必要です。
また急にもの忘れが目立ってきた場合、慢性硬膜下血腫・水頭症の可能性もあります。そのような場合、手術治療を行うことで劇的に改善することもあるので、必ずしも 【もの忘れ = 高齢化に伴う認知症】 とは限りません。